仕事内容
公務員となり、大阪府庁で働いています。現在は財務部に属し、府の税金を扱う府税事務所で働いています。府税事務所で、私は納税課の一員として、滞納整理という業務をしています。
税金は、納付期限を過ぎても納付されない場合、滞納となります。業務の一番の目的は、滞納税を徴収することですが、滞納者と折衝しながら、必要に応じて納税の緩和措置を取ることもあります。また、滞納者の財産の調査や、差押え等の滞納処分を行うことも滞納整理の中核的な業務になります。
数年おきに部署異動となるため、今後様々な部署で、いろいろな仕事を経験していくことになりますが、オールラウンダーとして通用するように、頑張っていきたいと思います。
入学のきっかけ
小学生のときに通っていた学習塾で、帝塚山学院中学を勧められたのがきっかけです。入学してからは、生徒一人ひとりの個性を大事にして、良いところを伸ばそうとして下さる先生方の熱意に影響され、自分自身も積極的な性格に変わっていくことができました。中学在学中に関学コースが創立され、高校は関学コースに進みました。関学コースでは勉学に励み、自信をもって関学に入学することができました。
中高で心に残っていること
漢検1級の取得を目指し、全力で取り組んだことです。学院では漢検の受験が推奨されており、中学2年のときに漢検2級を初めて受けて合格しました。漢字はもともと得意でしたが、2級合格がきっかけとなり、もっと漢字の勉強をしたいと思うようになりました。1つ上の級の準1級の過去問を初めて解いてみて、200点満点中、たったの9点しか取れなかったところからのスタートでしたが、めげずに勉強に励み、高校1年で準1級に合格しました。それからは、1級を目指したのですが、あまりの難しさに挫折しそうになりながらも、先生方のサポートや、周りの友人からの励ましもあり、なんとか努力を重ねました。高校在学中の漢検1級の合格を目標としましたが、高校生最後として受けた漢検1級は、合格点に1点届かず不合格となり、悔し涙を流しました。漢検1級に合格できたのは大学生になってからになってしまいましたが、1級合格という目標を掲げ邁進していた中高の日々は最高に充実していました。
後輩へのメッセージやアドバイス
中高のうちに、1つでも、「これなら誰にも負けない」という自分だけの強みを手に入れてほしいなと思います。自分に自信がつき、周りからの目も変わります。得意なことや興味あることにはどんどん挑戦し、今よりさらに上のレベルを目指して自分を高めるという努力は、必ず自分の成長につながります。そうやって努力を続けた経験は、大学生や社会人になってからも自分の軸となり、活きてきます。壁にぶつかることもあると思いますが、すべての経験が自分への投資となっていることを心に留めて、乗り越えていただければと思います。
プロフィール
山根 千紗都
- 経 歴
- 2011年 帝塚山学院高等学校 関学コース卒業。
2015年 関西学院大学法学部法律学科卒業。
現在、大阪府庁にて勤務中。