子どもの睡眠

2022年04月19日

2022年度も元気に始まっております。
年少さんもスタートして2週目ともなると、幼稚園での生活がどんなものなのか、少しずつ分かり始めているようです。
そして、お外で遊べたことが楽しかったなどなど、自分の思いもお話ししてくれたりして、随分コミュニケーションも取れるようになってきています。

しかし、月曜日 火曜日あたりは元気に登園する子どもたちが多いのですが、水曜日あたりから朝、登園する際にぐずっていたり、ご機嫌が悪かったり、登園後もじっと座っていたり、そう疲れが残っているんですね。ズバリ、睡眠不足!

帝塚山学院幼稚園では、入園前から入園後に向けての様々な準備をご家庭に向けて発信しています。用品に名前を書くだけが、新学期、入園の準備ではありません。
お着替えのお稽古や規則正しい生活、そして何よりも「睡眠の大切さ」をお話ししています。

3歳から5歳の子どもたちに必要な睡眠時間は11時間から13時間と言われています。
朝7時起きる場合は、夜6時から7時に就寝となりますよね。保護者会でお話しすると「え〜っ」とどよめきが起こることもありますが、実行するかしないかはご家庭次第。

実行するしないでどんな差が出るか?
これは一目瞭然!
十分な睡眠をとっている子どもたちは、まず機嫌が最高に良い! そして、意欲的!理解力が高く、記憶力集中力が高い。機嫌が良いので、ケンカもしない。穏やか。
要するに、よくできる子どもに自然に育つということです。

そして、子どもたちが早く就寝してくれると、ママのゆとりの時間もできますよね。いいことばかりです。

本園の子どもたちの大半は本当にしっかりと睡眠をとっています。協力的なご家庭に感謝です!
あくびをする子どももほとんどいませんね。
実際に、睡眠を見直したご家庭からは、「とにかく機嫌がいいので、叱ることが少なくなった」「きょうだい喧嘩が無くなった」「食事もしっかり食べてくれる」と言った嬉しい感想をいただきます。

更に、朝の集中力が高い時間に、記憶や計算学習をさせると、効率よく吸収します。自ずと学力は高くなります。これは、実践されたご家庭の皆様全員が口を揃えて同じことをおっしゃいますね。
いくら、塾に行かせようが、多くの習い事に行かせようが、何をやっても、吸収する地盤が出来てないければ、全てが無駄です。

さあ、しっかりと睡眠を取らせるかどうかは、ご家庭次第です。
大きな可能性を秘めた子どもたちが、思いっきりいろんなことを最大限に吸収できる、地盤をまずは準備すること。
これが、もっとも子どもたちを大きく育てる近道ですよ。

たかが睡眠、されど睡眠です。

 
 

子育て

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大寒

2022年01月20日

今日は二十四節気の「大寒」です。
二十四節気において、「冬の最後を締めくくる約半月」が大寒だそうです。寒さはもう少し!「立春」が待ち遠しい!

さて、インスタグラムにも少し書きましたが、北海道の朱鞠内では今日の最低気温は−27.7℃!!
どんな寒さなんでしょうね!私の最低体験気温は −22℃。
もちろん、濡れたタオルをグリングルン回してピ〜ンっと凍らせる!そんな遊びもやってみました。
結果は、もちろんバリバリに凍ります!

そして、同じ日本でも今日の最低気温が19.1℃もある沖縄県の西表島!
日本列島が南北に長いことを実感できますね。

そう、こんな寒い日に寒いってどんなだろう?とか言いながら、寒さを感じることを意識してみたり、北海道ってどこ? 朱鞠内ってどこ?西表島ってどこ?なんてあったかいお部屋の中で、「MAPS」や「にほんちずえほん」なんかを広げながらお喋りもいいのではないでしょうか?

子どもたちは、そんな体験から自分の今いる場所からの広がりや繋がりに興味を持ったり、意識をするようになり、自ずと知識も入ってくることになるでしょう。
そして、一緒に話した時間さえ子どもにとっては尊い思い出となります。

単に国の国旗や首都を覚えたとしても、そこにどんな思いや想像を膨らませることが出来るでしょうか?

知識だけでなく、心もともに育てたい。
寒い寒い大寒の日に感じた思いでした。

 
 

ひとりごと

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帝塚山幼稚園 園長

帝塚山幼稚園 園長

田中 幸枝

明るく元気で、好奇心旺盛。スーツを着て園内で過ごすことが最も苦手。「感動体験」をモットーとした幼児教育を行っている。「食育インストラクター」「ブレッドライセンス」「小型船舶1級」といった資格を所有し、自ら現場に出て園児の指導に当たっている。

[趣味]

アウトドア色々・・・
夏は海でシーカヤック・キャンプ、冬は冬山でバックカントリー・スキー

[特技]

料理、アウトドア料理、野菜作り、簡単DIY

2024年12月

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