この大きな公園内では,いろいろな種類のどんぐりが拾えたり、虫とりができたり、カブトムシの幼虫まで探すことが出来ます。
ピカピカのどんぐりを見つけて、心トキメク子どもたち。それだけで、その場所から動いてくれなくなります。
そして、毎年面白いのが「ザリガニ釣り」です。なぜ面白いかというと、それぞれの子どもの性格が明確に出るからです。
「できないできない! どこにザリガニがいるの!」と人に頼ってばかりの子ども。よく見て、よく考え「む〜〜〜〜っと」ザリガニが出てくるまでじっと我慢する子。その釣れたのを見て、すぐに場所がえをする子。ザリガニが餌を掴むやいなや慌ててしまう子などなど。
じっくりと子どもを観察していると、背景に普段の生活の様子が見えてきます。何でも簡単に努力せず願いを叶えてもらっている子は、我慢強く頑張れない。そして、考える、試行錯誤することができない傾向が強いですね。そして、今日釣れなかったことを残念がりながらブツブツ独り言。
その囁きを聞いていると「〇〇君が先に釣ったからだ!」とか「〇〇ちゃんが〜〜してくれなかったから」と全て他人のせいにしているひとりごと。
もしも、ご家庭でそんなつぶやきを聞いたならどうしますか?是非きちんと伝えてあげてください。
「条件はみんな一緒」「自分のどこがダメだったのか、どんな工夫を友達はしていたのかを考えるべきだよ」って。
いつでも、どんな時でも自分を客観的に見る、振り返る癖づけをしてあげましょう。
その積み重ねが、強固な人間力を育てますよ。