そんな中でも、本園の子どもたちはさまざまな体験活動や自然豊かな園庭で存分に遊びまわっています。
さて、実りの秋を迎え園庭の柿や林檎も綺麗に色づきはじています。そんな中6月に植えたさつまいもが随分大きくなり、収穫時を迎えています。
本園の芋掘りは、苗を植えるところから始まります。
ぐんぐん伸びたさつまいも、一体どれくらい大きくなったのか、実際に確かめることに。今日の日のために、先生方は植えた時の苗をカラーコーピーしておいたんです。
30?だった苗が、なんと4mにも。
実際に、子どもたちの前でメジャーで測ってみたり、自分と大きさを比べたり、子どもたちは大興奮で参加していました。 そして、そんな出来事の一部始終を小さな体を目一杯使って、こんな小さかったお芋さんがこーーーーんなにも大きくなったったんだよ!!って目を見開いてお話ししてくれていました。お芋掘りはまだこれからです。お芋を掘る前からとっても心動かされる感動的な体験と巡りあったようです。
子どもは、体験して嬉しかったことや、感動したことをとにかく誰かと共有したい、それは何故なのか?一人で喜ぶよりも、人に話すこと、共有することでその何倍もの喜びになることを知っているからです。そして、その話し相手が、大好きな人ならば尚のことでしょう。
今の子どもたちは、コロナ禍ということもありとても経験不足であったり、いろいろなことにチャレンジすることが少なくなっているのかもしれません。そのため、「生きる力」が低くなっていると感じることが多々あります。
親子で遊んだり、同じことにチャレンジしたりする中で、喜びや感動、また危険なこともあったり、失敗したり様々な経験をすることになります。その時にこそ、生きる力を育むチャンスとなります。今はどうしても、親は親の時間を過ごし、子どもは子どもの時間を過ごしがちになっています。おおげさなアトラクションではなく、自分の周囲を見渡しながら、気づいたことから会話を楽しんでみてください。楽しませてくれる、タネはたくさん落ちているはずです。種の数だけ、きれない花が咲くことでしょう。
この続きは、子育て講演会でと考えています。