年長レゴブロッククラブ「安定したタワー」

2014年05月27日

~こんにちは。レゴブロッククラブの増田です。他2名を加えた3名で課外教室を担当させていただきます。受講生のみなさま、これから1年間よろしくお願いします。
この「保育のひろば」から、写真ともにレゴブロッククラブの様子を少しでもお伝えできればと考えています。受講されていないみなさまも、ご家庭でのブロック遊びの参考にしていただけると幸いです。

今回は、年長さんの「安定したタワー」のレッスンをレポートさせてもらいます。

このレッスンのテーマはタワーです。
すぐにはブロックに触れず、まず体を動かしながらタワーの安定性について考えます。足をまっすぐ揃えて立ったときと、足を広げて踏ん張って立ったときの違いを体感!
「肩を軽く押されたくらいでは倒れない、より安定した立ち方はどっちかな?」
と、立ち方と安定性の関係について考え、体を動かしながら実感します。

タワーの安定性と底面積の関係に興味が沸いたら、いよいよブロックの登場です。先生のお話をよく聞いて、決められた高さの2種類のタワーを組み立てます。

最初に組み立てるのは、細くてまっすぐな12段のタワーです。
ある子が、「12段のタワーは完成したけど、一番上を黄色のブロックにしたい。でも一つ足すと13段になってしまう、どうしよう?」と手を止めていました。少しの間見守っていると、自分で考えて一つ減らしてから黄色のブロックを一番上にのせて、思い通りの12段のタワーを完成させました。
大人にとれば簡単なことですが、数の概念を学んでいる最中の子どもにとれば頭の使いどころです。
レゴブロッククラブでは、それを見逃さないようにし、教え込むのではなく、レゴブロックを通して楽しく体験することで、自ら学び取る機会を与える接し方を心がけています。

2つ目は、底面積を大きくした12段のタワーを組み立てます。形は違うけど高さが同じ2つのタワーが完成したら、2つのタワーを紙の上にのせ、紙を揺らして実験します。
「どちらが倒れやすいかな?」「安定しているのはどっち?」と考えながら、精一杯紙を揺らして、安定した構造について学ぶことができました。

次回は年中さんのレッスンの様子をお伝えする予定です。ご期待ください。

レゴブロッククラブ 増田 智子

 
もっと大きくて安定したタワーにしてみよう。 本当に安定しているか実験です。
 
激しく揺らしても倒れるのは細い方ばかり。

田中幸枝|課外教室

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サイエンスラボクラブ〜パート10・最終回〜

2014年02月12日

今日は今年度最後のサイエンスラボクラブでした。
みんなと一緒にする実験も最後だと思うととっても寂しいですが、今日も楽しく実験しましょう。
テーマは「ばね」です。いろんなところに使われているばねですが、どこにある〜?と聞くといっぱい答えてくれました。「ボールペン」、「自転車」、「車」、「リモコンの電池のところ」「トランポリン」などなど。
そのばねには色々な種類があって、今日は「おしばね」「ひきばね」「ぜんまいばね」の3つを使って実験しました。
まずは一番身近な「おしばね」です。今日は針金をペンにグルグルと巻きつけて手作りしました。できたばねを発射台の棒に通して飛ばします。うまくいくと、発射台を超えて飛んでいくのですが、一番高い発射台は30cmもあり、大人でも難しいです。みんなにできるかなあぁ・・・、と思っていたら「先生できたよ〜」「もっと高いのはないの〜?」という声がチラホラ。すごいです!
次は「ひきばね」です。今日はひきばねを使った手作りばねばかりで物の重さ比べをしました。まず、重さの違う2つのものを持ってみて、どっちが重いかなぁ〜と予想します。
予想できたら実験してみましょう。ばねばかりに1つずつ載せて、それぞれのばねがどれだけ伸びたかで比べました。似た重さの物でも、ばねばかりを使うとばねの伸びが全然違って、一目瞭然です。
そして次は「ぜんまいばね」です。あまり目にすることもないかもしれませんが、掃除機のコードやシートベルトなど、巻き取り式のものによく使われています。
このぜんまいばねを使って車を走らせました。
ぜんまいばねの巻き取りが少し難しいですが、いっぱい巻いて、遠くまで走らせました。
最後に、おしばねを使って、ちょっと楽しい仕掛け「ビックリびん」を作りました。
びんのふたを開けると縮んでいたおしばねがビョ〜〜ン!と飛んでいきます。
誰かをビックリさせるものですが、あまりにも飛ぶので、飛ばした本人が一番ビックリしたかもしれません。
さて、全10回のサイエンスラボクラブでしたが、毎回みんなと驚きや感動を共有できてとっても楽しかったです。これからも身の回りに隠れている科学に気づき、さらなる好奇心を深めてもらえると幸いです。1年間ありがとうございました。
 
おしばね 発射〜! 重くしたら伸びたよ!
 
飛ばすよ〜!! ビックリびん完成♪

田野尻七生|課外教室

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サイエンスラボクラブ〜パート9〜

2014年01月29日

今日の実験は「くうきでポン」。目には見えない空気の力を感じたり、温度によって空気の大きさが変わることを体感しました。
まず最初に出てきたのは、なんと注射器です!
『今からみんなに注射を打ちま〜す!?』、というわけではありません。注射器を見て一瞬こわばった子もいましたが、実験で使うと分かるとホッとしていましたね。『2つの注射器をビニルチューブでつないで、片方の注射器を押すと、どうなるかな?』
みんな頭の中で空気の移動をイメージして「もう1つの注射器がうごく〜」と見事に答えてくれました。
そうですね、空気の力で注射器が勝手に出たり入ったり動きます。両側からお友だちと押合いっこして、力比べしている人もいました。
そして次はペットボトルが勝手にへこんでいく、不思議なマジックです!出てきたのはペットボトルとお湯。ペットボトルの中にお湯を入れてシャカシャカ10秒くらい振ったら、お湯を捨ててフタをします。そして仕上げはペットボトルに念力を送ります。「小さくな〜れ〜」と唱えると・・・・「ベコッ! ベコベコッ」とペットボトルがへこみました!何とも不思議。でも実はこれ「空気は温まると大きくなって、冷えると小さくなる」という性質を使っているのです。
この性質を使って、さらにスポンジ大砲をしました。スポンジで栓をした丸底フラスコをお湯の中で温めると、ジワジワジワジワ、「ポ〜ン!」とスポンジが飛んでいきます。
みんなで狙いを定めていろんな所に飛ばしました。
そして最後が空気鉄砲です。透明な筒に2つのスポンジを入れて、棒で押すと、空気の力で「ポン!」、とスポンジが飛びます。中の空気の量を調節するとスポンジの飛び方も変わって面白いです。的に向かって、片目をつぶって、真剣に狙いを定めて・・・みんなとっても楽しそうでした。
空気ってとっても身近だけど、実験にするととても面白いし、いろんな発見がありますね。
 
天井に向かって、空気でポン! 注射器で押しあいっこ〜
 
注射器が空気の力で動いた! 狙って打ちます!
 
小さくなーれーーーーーー わぁ!へこんだよ!

田野尻七生|課外教室

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サイエンスラボクラブ〜パート8〜

2013年12月19日

サイエンスラボクラブ
 今日は2013年最後のサイエンスラボクラブでした。今回のテーマは「ビックリ!はっぱ!」。
幼稚園にもいろんな植物がありますが、その葉っぱをよ〜く見てみると、たくさんの模様があるのを知っていますか。これを「葉脈」といいます。葉脈は植物が根から吸い上げた水や、葉で光合成した養分の通り道となるもので、人間の器官に例えると血管のようなものです。今日は葉っぱを葉脈だけにした葉脈標本というものを作りました。葉っぱはクリスマスの装飾に使われる「ヒイラギ」です。ヒイラギを鍋でしっかり煮込んで柔らかくし、その葉肉をある道具を使ってきれいに落としていきます。その道具とは・・・・なんと「歯ブラシ!」。子どもたちはみんな歯ブラシが登場した瞬間「えぇ〜!!!」と、とっても驚いていました。
ヒイラギの葉を水の中に入れて、歯ブラシを使って優しくたたいていきます。これがなかなか楽しくて、みんな夢中で2枚、3枚と仕上げていきます。そして、向こう側が透き通った綺麗な葉脈標本を顕微鏡で観察しました。顕微鏡で見ると葉脈が大きく拡大され、迷路みたいに複雑な模様に見えます。自然の中にもこんな芸術的な模様があるなんて、とっても不思議です。
最後はその葉脈を使ってオリジナルカードにしました。葉脈を赤や緑に染めて、飾りを入れて、素敵なクリスマスカードやお正月カードに仕上げました。
道端の植物の葉や葉物野菜にも葉脈がありますので、いろんな模様を探してみるのも楽しいですね。
それでは、みなさまメリークリスマス☆ よいお年をお過ごし下さい。
 
しその葉にも葉脈があるね 歯ブラシでトントンたたいていきます
 
ビックリ!葉っぱなのに透き通っているよ! キレイにできたよ☆
 
わぁ〜迷路みたい 素敵なカードができたよ!

田野尻七生|課外教室

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サイエンスラボクラブ〜パート7〜

2013年12月11日

サイエンスラボクラブ
 今回の実験は『でんきでうごかそう』。先生たちイチオシのとっても楽しい実験です。
「電気が使われているもの何があるかな?」と聞くと、「冷蔵庫」「洗濯機」「電車」「ゲーム」などなどたくさん教えてくれました。私たちの生活になくてはならない電気、その電気を今日は自分で作ってみます。
まず登場したのが「手回し発電機」です。ハンドルをグルグルと回して電流を作る道具です。防災グッズにも使われています。これを豆電球につなげて明るくしたり、プロペラにつないで扇風機にしたりしました。次に手回し発電機同士をつなげてみます。そして片方の手回し発電機のハンドルを回すと、何が起こるかな?
「もう一つが回る!」と見事に予想してくれました。では実際にやってみよう。グルグルとハンドルを回すと、もう一つのハンドルがクルクル勝手に回ります。机の上に置くと、ハンドルが勝手に回りながらトコトコと進みだします!まるで手回し発電機のお散歩です。みんなの手回し発電機をつなげて、一生懸命回してお散歩レースを楽しみました。
手回し発電機をいっぱい回して、ちょっとつかれたところでとっても便利なものが登場します。
それはみんなおなじみ「乾電池」です。
乾電池とモーターをつなげてプロペラを取り付けて、ハンディ扇風機を組み立てました。手回し発電機の実験で暑くなっていたので風がとっても気持ちいい。そしてその扇風機を車に取り付けてプロペラカーに変身!ゆっくりですが、風が出る向きとは逆の向きに走っていきます。
この乾電池モーターにゴム栓とブラシを取り付けると、なんとブルブル震えてブラシが動き出します!先生は自動お掃除機と名づけましたが、マッサージ器にしている人もいました。
最後はゴム栓を丸い紙に取り替えてクルクル回る芸術に挑戦。丸い紙を電池で回しながらペン先を当てると、あっという間に丸い模様がどんどん描かれていきます。これにはみんなもビックリ。いろんな色を使ってきれいな模様を作りました。
この乾電池モーターは一台何役にもなるすぐれものです。暑いとき→扇風機、疲れた時→マッサージ器、お手伝いしたいとき→自動お掃除機、と便利に楽しく使ってみて下さい。
 
交代しながらお友達を涼しくしてあげます 発電機のお散歩♪
 
プロペラカー発進! モーターを持つと電池が回転します
 
ブルブル電気虫で机のお掃除かな? 簡単にキレイな丸が描けるよ

田野尻七生|課外教室

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サイエンスラボクラブ〜パート6〜

2013年10月29日

サイエンスラボクラブ
 今日の実験は『ゴムってちからもち』です。ゴムはみんなの回りにある身近な素材ですね。例えば、長靴、風船、タイヤ、お弁当のシリコンカップなどなど。中でも特に身近な輪ゴムやシリコンゴムを使って今回は実験をしました。
まず初めに使ったのがゴム車です。ゴム車は細長い筒とストローを輪ゴムでつなげたもので、ストローを回すと筒の中のゴムがねじれて、手を放すとゴムの力で筒が回転して走り出します。
ストローを回して「ゴムをねじるとどうなるかな?」と聞くと、みんなが「タケコプター」「ヘリコプター」「竹とんぼ!」「飛んでく〜」などなど予想してくれました。飛ばないのが残念ですが、イメージはバッチリです。輪ゴムをねじればねじるほど、たくさん動くので、みんな一生懸命ねじりましたね。たくさんねじりすぎて、車が走らずその場で高速回転するという楽しいハプニングもありました。
続いては輪ゴムをつけたプラスチック板が「ピョ〜ン」と飛び上がってひっくり返るおもちゃを作りました。
「ピョ〜ン」と高く飛び上がる・・・はずが、あまり高く上がりません。「ピョン」くらいです。「う〜ん、どうしたらいいかなぁ」と困ると、誰かが「ゴムを2本にする」と言ってくれました。なるほど〜ゴムを2本にしてパワーアップしてみました。すると、大成功!「ピョ〜ン」と高く上がりました。
「それならば3本は?」という声が。やってみましょう。3本にすると「ピョ〜〜〜ン」とさらにさらに高く上がりました。時には天井近くまで飛んで見失うこともありました。ゴムの数だけで飛び方が変わるなんて面白いですね。
最後はみんなのお楽しみだった「スーパーボール」を作りました。今回はシリコンゴムという素材のゴムで、最近はキッチン用品にもよく使われていますね。最初は粘土みたいに柔らかいシリコンゴムの素に硬化剤を混ぜて、みんなの手のひらでゴロゴロとお団子のように丸めていきます。するとだんだん固くなって、スーパーボールの出来上がりです。
身近なゴムを使って新しい遊び方を考えてみるのも面白いですね。
 
こんなふうにストローをくるくる回して、ゴムをねじります。 ビーズを入れると素敵な音がします。
 
みんなで「ビョ〜ン」 あららっ高すぎて見失ってしまった?
 
スーパーボールをコロコロに丸めて作ります。 できあがり〜!!

田野尻七生|課外教室

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2024年11月

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