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田辺聖子『ひねくれ一茶』 講談社 1992年刊「めでたさも中ぐらいなりおらが春」「雀の子そこのけそこのけお馬が通る」「我と来て遊べや親のない雀」・・・いくつかの句は知っているが、一茶その人はあまり知らなかった。この本は、一茶50歳ぐらいから、64歳で亡くなるまでの、義母義弟との財産争い、宗匠にもなりきれず故郷に戻り、三度の結婚、つぎつぎ我が子を亡くす悲運、そんな寂しさにたえながら、膨大な俳句を書き残した半生をえがいている。信州黒姫高原近くに「一茶記念館」があった。この本を読んだあとだったら、寄ってきたのに。惜しい。
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斎藤政喜『犬連れバックパッカー』 小学館 1998年刊BE-PAL誌に「行きあたりばっ旅」を連載執筆している、斎藤政喜。旅と野宿を愛するという彼が、愛犬ニホと共に、全国あちらこちらに、旅に出る。犬連れのヒッチハイクの苦労、ひとりではなく、互いにぬくもりを感じながらのテントの夜、カヌーにも乗る。野田知佑、アリスファームの藤門弘との対談も含む。犬が、公共の場で認められない日本の遅れを感じる。 |
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岡田淳『ふしぎな木の実の料理法』 理論社こそあどの森、というムーミン谷のような世界で、不思議なあたたかい物語が展開する。その森には5軒しか家はないのだが、その家が、ポットの形だったり、ビンがうずもれたのだったり、ウニのようだったり、奇想天外。作者自身が描く挿絵もすばらしい。「こそあどの森の物語」は、『真夜中の魔女の秘密』『森のなかの海賊船』と、続く。第4作を執筆中とのこと。 |
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長そで水着日焼け防止用水着。ダンス用のレオタードなどで有名なチャコットで、特別に作ってもらった。腕はもちろんだが、一番日焼けがきつい、肩や背中や胸、首までもかくれるのがうれしい。前にファスナーがついていて、脱ぎ着もラクラク。15000円ぐらい。
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ひっぱりだこ飯JR西明石駅の人気の駅弁。(わたしは、近くのスーパーの駅弁まつりで手に入れたが、ほんとの駅では、すぐに売り切れるらしい。)蛸のすり身の天ぷらを入れた炊き込みごはんの上に、蛸のうま煮や、あなごのしぐれ煮などがのっていて、おいしい。容器も蛸壷を模したそうで、あとの利用も楽しい。税込980円。 |
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