発見は感動なり!

2012年05月25日

新緑がとてもきれいな季節ですね。

穏やかな陽ざしと心地よい風。こんな季節がずっと続けばいいのにと思いながら、梅雨のネトネト地獄が頭を過りました。

 

さて、今日は少しずつ始まっている年長児の観察活動のお話です。「新緑」はまさに「虫ベビー」にとってパラダイス。

探せばいるんです。 写真のようなかわいい「虫ベビー」が。

子どもたちは、この虫ベビーを探すところから始めています。そして日々成長する幼虫たちに釘付けです。

 

幼虫を探す その時子どもたちは、全力の集中力を使うんです。見つけた瞬間その集中が解け、大きな喜びに変わります。大人も同じですよ。 私もそうだから!

 

そして、日々変わる幼虫を見て自分なりの新たな発見をして行くことでしょう。

それが、大切なんですね。  自分から働きかけて感動することを探す力が今の子どもたちには不足しています。身近にこんなに楽しめる素材がたくさんあるのに、なんてもったいないことでしょう。

 

小さな感動でもいいんです。それが子どもたちの脳裏に焼き付いて離れません。 それが「学びのもと」であり人生を楽しく生きるもとになるのです。

 

年長の保育室にはいま「虫ベビー」が50匹近くいます。種類は今年新たに仲間入りした、「アオスジアゲハ」と「アゲハチョウ」の2種類です。食草の違う「虫ベビー」を大切に育てたいと思います。

 

この「虫ベビー」が飼育ケースから巣立つとき、子どもたちの心にもきっと何らかの変化があることと期待しています。

「発見」こそ感動です。  大人も子どもも 「発見」できる柔軟な心と目と耳を足を鍛えましょう。

 
こんな小さな幼虫がチョウに変身するなんて! 可愛いと思うのは私だけでしょうか?
 
ビッグベビーなんです!この子! 今年のニューフェイス! お楽しみに!

園長 田中幸枝|

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好きなもの

2012年04月28日

さあ 今日からゴールデンウィークですね。とりあえず3連休。

 

1学期が始まり 早くも1か月。 この時期のお休みは子どもたちが幼稚園生活にやっと慣れてきたリズムを崩してしまいますね。でも、新しい環境で子どもたちも 先生方も緊張の毎日。ちょっとのんびり、ゆっくりすることも大切ですね。

 

さて、心身ともに元気 健康ってなかなか難しいことですよね。

気分転換ってよく言いますが皆さんはできていますか?

 

私、どんなに忙しくても いろんな難問がやってきても大概くじけませんね〜  それって鈍感?

いえいえ 意外とナイーブ・・・。(^0^)

くじけそうになることも 多々ありますが。

 

 

私の心を幸せに保ってくれているのはきっと周囲の人々に恵まれていることと 「好き」と思えることが山盛りあるからではないかな〜ってのんびり気分で連休のはじめに思いつきました。

 

食べることが好き

お料理することも好き

旅立つ荷造りをするのも好き

朝のさわやかな風も好き

夕方一番に輝く金星も好き

大きな降水雲も好き

かわいくいい声で歌う小鳥も好き

力強く 小さく咲く野草も好き

 

皆さんはどんな「好き」がありますか。

「好き」を探すだけでほんとに幸せな気持ちなれますよ。そして、視野も広がります。それがきっと子ども育ちに大きく影響します。

ゴールデンウィーク何気に出かけるでなく「好き」を探してみてはいかがでしょうか?

ブログを読んだ今「好き」を探してみてください。微笑む自分がいませんか?

 

 

 

園長 田中幸枝|

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子どものパラダイス 「ハリネズミ」

2012年04月21日

タイトルに子どものパラダイスと書きましたが 子どもたちにとってものすごく大切な時間「ハリネズミ」を今日はご紹介しますね。

 ホームクラスが始まって2週間。すでに、ハリネズミは子どもたちのパラダイス。保護者の皆さんは、ホームクラスは単に子どもを預かってくれるだけ、おやつが食べられる・・・ それくらいにしか思わないでしょうね。どちらかと言えば、課外教室でガンガン何かをやらせるほうが!!なんて思うかも・・・。 それもわかりますが・・・。

 

 今日はちょっと子どもの育ちについて園長先生らしく書いてみましょう。

  子どもたちにとって一昔前は、異年齢の子どもが集団で遊ぶことはごく当たり前のことでしたね。しかし、今はそんな風景はほとんど見受けられません。しかしその異年齢の集団遊びこそが「脳」の発達に大きく影響しているんですよ。

「脳を鍛える大人のDSトレーニング」でおなじみの川島隆太先生もおっしゃっています。

 

 

  特に異年齢による集団遊びは前頭前野が活発に動くようになります。幼児期に大いに前頭前野を刺激することは脳を育て、集中力を高めキレにくい子どもへと成長させます。

 異年齢遊びでは、相手が自分より年下であればその子も参加できるようなルールを考えなければならないし、年下の子は年上の子から知恵を学ぶことができます。そして、様々なことを想定し、推測し、判断しながら時には自分の気持ちを抑えながらコミュニケーションをとらなければなりません。これらすべてが前頭前野の働きによるものです。

  

 親はすぐに紙面上で足し算や引き算をさせたがる、それもわかりますが 「お兄ちゃんやお姉ちゃんからいかに多くの玩具を横取りするか!!」そのほうが脳は活性化し知恵も働くものです(^0^)

 また、遊びについていきたい仲間になりたいという一心で、ルールを理解しようと一生懸命に「聴く」こともします。分からない時、我慢ができない時は年下が泣けばいい。。。 それも知恵!困った年上はルールを変えてやればいい。。。。それが優しさと知恵。これが本当に使える「人としての力」こんな経験を積まない ペーパー上で育つ子どもたちは単純な育ちになるでしょう。しかし、人と交わりながら育った子どもは臨機応変、使える知恵と学んだ知識を使える人に育ちます。

 

 友たちと参加するもよし、しかし一人で参加するのも新しい友達やお兄ちゃんお姉ちゃんに出会えるチャンス。そこに新し世界が広がるかも。

 子どもは子どもと遊び、知恵を蓄え、力強く育っていきます。翌日に疲れを残してはいけませんが、時々ハリネズミで遊んでみるのもいいかもしれませんよ。お子様の育ちに。

 

 

園長 田中幸枝|

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