月刊絵本『がくしゅうおおぞら』は、子どもたちの知的好奇心をくすぐる就学準備絵本です。季節を感じるものごとをテーマにした楽しい物語や、ゲーム感覚で謎解きができるおもしろい物語などが盛り込まれています。ここに「ことば」や「数・図形」といった学びの要素が絡められているので、子どもたちは物語を読み進めていくうちに、自然と言葉探しをしたり、数を数えて考えたりするようになります。しかも、楽しんで！本園では、この月刊絵本を活用して、ステップアップタイムを実施しています。

　担任教諭は『がくしゅうおおぞら』のテーマに合わせたオリジナルプリントを作成し、子どもたちが理解を深め、ステップアップできるように導きます。この時間にまず大事にしていることは、一人ひとりの子どもが自分で考える、ということ。友達が発言したことを真似すればいいと思うのではなく、自分はどう感じるか、自分はどう考えるか…。時間を使って自分なりの答えに辿り着くことも目標にしています。それがたとえ間違いだったとしても、決して恥ずかしいことではないと子どもたちに知らせています。素晴らしいことは、自分で考えることなのだと。
　ぐっと考えてひらめいた時の嬉しさ、新しい考えに出会った時の喜びを友達や先生と一緒に経験し、学びに向かう基礎を身につけていきましょう。