読書の輪「おすすめ本」紹介 No.021

2006年5月24日

読書の輪「おすすめ本」紹介

  あなたの『おすすめ本』を募集します。
帝塚山学院中学校高等学校図書館にある本で、あなたのお友だち・先輩・後輩たちに、 自分が読んで感動した本、みんなに是非読んでもらいたい本を紹介してみませんか?

おすすめ本の投稿は下記のサイトから受け付けています。
http://www.tezukayama.ac.jp/jhlib/dokushonowaboshu.html

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推薦者 (所属) 書名 著者 出版社 【請求記号】 紹介記事
WA (高校生)

     
ドラゴンラージャ シリーズ / イ・ヨンド作 ; ホン・カズミ訳 ; 金田榮路絵 -- 東京 : 岩崎書店, 2005.12   請求記号【929.13 イイ 1〜5 】 著者名を見れば分かると思うのですが、日本人が書いた作品ではありません。(多分)お隣の国からの贈り物です。ドラゴンに侵略されながらも懸命に行き、ひょんなことからその町を出て、都市に行くことのなった大変愉快な主人公フチ、町の自衛団長サイソン森に住む変わり者カール、そして途中で加わったエルフのイルリル。その他、他国のスパイ、魔術師、プリーティスト、ドワーフ、ホビット、ヴァンパイア、元王族(と元馬の牡牛)、泥棒など。とにかくめまぐるしく変わる物語を、その眼で堪能してください。ネットから始まったこのファンタジーを楽しんでください。
WA (高校生)

     
都会(まち)のトム&ソーヤ シリーズ / はやみねかおる[著] -- 東京 : 講談社, 2003.10   請求記号【913.6 ハヤ 1〜4 】 平凡な中学生内藤内人と竜王創也は、実は世界を救う変身ヒーローだったのです・・・。違いますよ。もちろん。本当はおばあちゃんに自然の中でも生きられる技を教わった内人と竜王グループの跡取り息子創也。全然接点がなかった2人が、あることがきっかけでコンビになります。内容を言ってしまっても、楽しめるのですが、ここはやはり自分で全てを知ってもらいたいと思います。2人の冒険を、しっかりと頭と心に焼き付けてください!!この本を読むと自然の中でも大丈夫&頭が良くなるかも!?
TA (高校生)

     
負け犬の遠吠え / 酒井順子著 -- 東京 : 講談社, 2003.10   請求記号【367.4 サカ 】 作者が言う「負け犬」とは、30歳以上で独身、子なしの女性のことである。たとえ、バツイチでも、美人で仕事ができても「負け犬」。負け犬のファッション、社会的背景、負け犬にならないため・なってからの対処法etc様々な項目があって、興味深い。ちなみに、意外とオシャレで隙がなく、金をかけていそうな洋服を着ているのが、負け犬の特徴らしい。オスの負け犬の項目もあるので、男性も是非読んでほしい。
SU (高校生)
     
姑獲鳥の夏 : 文庫版 / 京極夏彦著 -- 東京 : 講談社, 1998   請求記号【913.6 キヨ 閉架書庫 】 映画にもなった京極夏彦氏のデビュー作です。ホラーともミステリーともつかぬ、妖怪シリーズ第1作。読み応えのある濃い文面と頁数なので、長編の好きな方は是非どうぞ。
YA (教員)

     
中原中也詩集 / -- 思潮社 1975   請求記号【911.56 ケン 1003 】 代表作「汚れっちまった悲しみに」は、中也作品の中でも最も印象深い詩の一つである。「汚れっちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる」で始まる16行のこの詩は、30才で夭折した天才詩人の悲しみの本質が見事に表現されている。高3の冬に彼を知り、以来ずっと気になり続けている詩人である。今を生きるあなたにも、中也の背負った名状しがたい悲しみが共感できるかもしれません。ただし、彼の悲しみを理解できる人は、やはり「不幸な人」なのかもしれません。