「希望者 放課後実技講習」の様子
5月の中旬より放課後実技講習が始まっています。
この実技講習では、描写力や色彩表現力、造形力を身に付けるために、それぞれの目的に合わせた課題を進めます。昨年度に引き続きデッサン、デザイン、イラストの3種類の講座を実施しており、自分に合った講座を受講し、スキルアップを目指しています。
デッサン講座は、その名の通り、鉛筆デッサンに取り組む講座です。1年生はまずは基礎形態から始め、学年が上がるに連れて、形の複雑なモチーフや数も増えてきます。今年はトイレットペーパーや箱などをこれまでに描きました。
デザイン講座では、主に色彩構成の課題に取り組み、配色や色彩力を学びます。
イラスト講座では、イメージ表現やキャラクターデザインなどの課題に取り組みます。マンガ、美術両専攻の一年生に大人気の講座です。
3年生は受験対策も兼ねて、それぞれが思い描く進路に沿った課題を進めています。
そして、他学年で同じ課題に取り組むこともあるため、先輩たちの作品だけでなく後輩の作品をまじまじと見つめ、その技術を吸収しようとする姿もよく見られます。
どの講座も毎回、教員による講評会を行います。自分の作品だけでなく他者の作品の講評を聞くことはお互いが刺激を受けながら成長することが出来る良い時間となり、これからの創作活動のヒントになります。
私学展の制作や他の授業課題が忙しくなるこの時期ですが、講習での学びを重ねることで、表現の幅がより広がるといいですね。
帝塚山学院高等学校 美術コース